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MASAMI COLLECTION
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1/10 レーシングカー
2002年 1/10レーシングカー全日本選手権
2002年 1/10レーシングカー全日本選手権優勝車 2023/07/141992年より世界選手権が開催され、2000年の日本大会が最後となったが、
JMRCAではその後も全日本選手権が開催されたが、この2002年が最後の
大会となり、我々のYRX−10も2002が最終モデルとなった。
YRX−2002はSSGを使用した。
このモデルは、YRX−2002としてYMPより3だいのみはんばいした。
バッテリーは、Z3300HVR
モーターは、REEDY Ti 8TW
ESCは、GM SX9
サーボは、KO 2173 FET
バッテリーは、前後に移動して搭載出きる。
ダンパーは、#2ピストン #400オイル
リアハブはマグネシウム製
フロントは2mmオフセット トレール
ウイング下の空気抜け穴は、状況によりふさぐ。
いつも正美をサポートして頂く、マイク・リーディ氏。
2000年 オンロード 世界選手権 1/10
2000年 オンロード世界選手権 1/12 2023/04/10
1992年より始まった1/10レーシング世界選手権は、5回目の今回を
をもって世界選手権は最後の開催となった。
私達は、1994年第2回の大会より参加し、世界チャンピオンを獲る事が
出来、日本でももっと広まる様に色々と努力したが、日本のコースでは車が
大きく、なかなか普及はしなかった。
96年98年と参加したが結果は良く無く、最後となった日本での大会では
何としても勝ちたい一念で、マシンも改良そして大会に臨んだ。
マシンの大きな変更点は、バッテリーの配置。 従来の縦置きではUバーが
必要だったが、微調整が効かず、グリップの低い為に、Tバーとして、
バッテリーも振り分けとした。 サイドダンパーも取り付けたが無い方が
グリップが上がり、最終的には取り外した。
ESCは、GMレーシングV12を使用。
バッテリーはヨコモピークマッチド 当時マッチドは私のメインの仕事。
RX用に50mAバッテリーを搭載。
クリスタルは、10バンドとなっているが、実はダミー。レースでは
登録バンドを電波チェックされるが、表示は自由。 妨害防止の為
決勝レースでは、使用バンドは公表されない。
モーターはREEDYフーリー
フロントアクスルは、オフセット1、2、3mmを用意
キングピン上部にはスラストベアリングを入れ、ガタを無くしスムーズに動く。
リアはマグネシウムハブ、これは他メーカーでは使用しない。
軽量、冷却ファン]付きモーターマウント
世界戦用に数種類のプロトを製作、テストした。
1999年 1/10 レーシング全日本選手権
1/10 レーシング 全日本選手権 YRX−10W 2023/11/182000年世界選手権の開催が日本に決定し、また1/10レーシングは2000年が
最後になるという事で、有終の美を飾りたく、YRX−10の改良を進めそして
YRX−10Wを少し進化させ、全日本選手権でテストをする事とした。
ボディは、プロトフォーム プジョー ハイダウンフォース
コースは千葉県ケイチューンスピードウエイ 1/8用コースの為非常に大きい。
YRX−10W MKU と命名した。
今年から新たに、音響メーカーのPIONEERのスポンサーを受ける事となった。
パイオニアはアメリカのインディレースに参加する事となり、その関連でRCにも
スポンサーをと言うことで、正美に照準があたった。
正美用に特別に作られたRC用のステッカーは、他のドライバーには
貼ることは許されなかった。
ウイングの下側に空気抜けの穴を開ける事でダウンフォースが上がるという。
バッテリーの配置は、3−3の振り分けで、Tバーを使用。
フロント周りは従来とほぼ同じ
今回はノイズ防止の為、多くのコンデンサーを装備。
Tバーのツイックスクリューの位置でロールの硬さを調整。
モーターは、REEDY SONIC 11T W
ショッキーダイオードは2個
フロントアクスルは、トレールを使用。
リアハブは、伝統のマグネシュームハブ。
軽量アルミモーターマウント
1998年 1/10 オンロード 全日本選手権
1998年 オンロード全日本選手権 YRX−10W 2023/12/30レースレポート ← クリック
世界選手権直後の全日本選手権、同じニューマシンのYRX−10Wだが世界戦は
カーペットであったが、今回はアスファルトの為若干セッティングも変る。
世界選手権用に開発した、YRX−10W
バッテリーは従来の縦一列から振り分けタイプとした。
これは小さなコーナーを速く曲がる事が出来る。
フロントアームを少し短くする事でステアリングが敏感となった。
ボディは、プロトフォーム・プジョー、レース直前に入手の為、簡易塗装。
ダウウンフォース向上の為、エアー抜きのカット。
日本のレースは5分間の為、受信機バッテリーを搭載。
フロントサスシステム、構造はシンプルだが、微妙なセッティングが出来る。
Tバーの複数調整スクリューの位置でロール剛性を調整する。
リアーハブはマグネシウム製、市販を試みたが、価格が高く断念。
左右のハブだけで車1台分位の価格になる。
ギアはデュモア製、薄型。
モーターは、REEDY ウルトラソニック 12TW
1997年 1/10 レーシング 全日本選手権
1997年 1/10 全日本選手権 新潟 2023/09/17新潟県のミネヤサーキットにて、1/10レーシング全日本選手権が開催された。
インドアのアスファルトコースと非常に珍しいレースとなった。
レースレポート http://www.hirosaka.jp/story79.html ←クリック
ボディはフクシマヤ コスカラート
レース直前に使用が決まった為に塗装が間に合わず、簡易塗装で、出場。
シャーシーは殆どノーマル仕様。
ESCは、TEKIN
モーターは、REEDY SONIC
1/10の車幅は最大250mmだが、回答性を高める為に230mmに。
ボディは250mmの為、センターで切断して10mm幅を詰める。
張り合わせてポリカ板で補強
リアハブはマグネシウム製
1/10として少しコースが狭い。
200mm 1/10 レーシングカー
1/10 200mm(ナロータイプ)レーシングカー 2023/08/26
プロトタイプ(ワンオフ)
1994年 YRX−10で世界選手権優勝して以来、日本でも1/10の
レーシングが急速に普及してきた。
しかし、日本のサーキットは、相対的に大きく無く、フルサイズの1/10が
走行するには少し難しい事となった。
そこで私は、システムはほぼ同じで幅を少し狭くする事でツーリングカー並みの
感覚で走行出来るナロータイプを提案した。
しかし、残念な事にこの提案は受けいられることは無かった。
ボディはプロトフォーム 200mm
シャーシ等はすべてFRPで私の手切りで。
フロントサスはYRX−10のパーツを流用してトレーリングアーム
左右一体でスタビ効果もある。 センターのナットで車高調整。
リアーサスはYRX−10と同じ、Uバータイプで2本のダンパーで調整
リアーデフやハブはYRX−10を少し短縮
バッテリーはストレートでプレートで固定
ホイールベースは、ほぼ同じだが幅はかなり狭い
丁度1/12と1/10の間の様な性質で大変走行させやすく
良かったのですが...残念です。
1996年 オンロード 世界選手権 1/10
1996年世界選手権 YRX−10 Ver.2 2023/03/18
1994年ドイツでの世界選手権優勝に続き連覇を目指し、新たに
改良を加え、ニューマシンで大会に挑んだが、様々な不運なハプニングに
見舞われ、連覇はならなかった。
7月に開催される世界選手権に先駆け、プレワールドが4月に同じコースで開催。
プレワールド 使用車
バッテリー押さえプレート、先端にトランスポンダーを取り付ける事が出来る。
リアモータマウントブレース、ダンパーでピッチングを制御
ダンパープレートは、アソシ製を流用、テフロンテープを貼り、シリコンオイルで調整
アッパーデッキのフロント部はトルクロッドを使用、シャーシフロント部の捩れを
調整出来る。
Uバーは、1.4、1.6、1.8mm厚を用意。
アッパデッキの裏に、Uバーの捩れストッパー。
Uバーの取り付け位置で、捩れの硬さの調整も可能。
リアハブは、マグネシウム製。 非常に軽い。
フロントサスペンションは少し複雑だが、キャンバー、キャスターも調整出来る。
フロントシャフトはインライン、上にスラストベアリングをいれ、スムーズに作動。
スペーサーの厚みでキャスターの調整をする。
世界選手権使用車
今年のオンロード世界選手権は、1/12、1/10同時開催。
1/12は優勝。
YRX−10 世界選手権 優勝車
1994年 1/10インロード世界選手権 2022/07/23記載
ヨコモ入社以来、主にオフロード4WDを中心に開発を担当し、1989年より
1993年まで世界選手権3連覇を達成した。
私はレーシングカーの開発をしたかったが、1/12レーシングはアソシとの協定が
あり、ヨコモでは製作する事が出来ない。そこで私は直接アソシの社長に談判して
1/10を開発する事の了解を得た。
アソシとしても1/10は10Lを発売し、世界選手権にも参加するので、ライバルとなる。
しかしアソシとしては、正美の今までのレースでのアソシへの貢献度を認め、正美のみだと
リーディ氏を含め、協力して頂ける事となった。
そして、1994年第2回となるドイツでの世界選手権に向って開発を始めた。アソシ
よりむしろヨコモの社内を説得する方が難しかった。 年初より開発に着手して4月の
ホビーショーに出展し、初挑戦で優勝する!と断言しました。 勿論世界選手権で
優勝する事を宣言する事は最初で最後だった。 それだけの自信があった訳ではないが、
大変困難が予想される中、自分への圧力だった。
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YRX−10 製作 レポート
http://www.hirosaka.jp/story62.html
1994年 オンロード世界選手権 レポートー1
http://www.hirosaka.jp/story57.html
1994年 オンロード世界選手権 レポート−2
http://www.hirosaka.jp/story58.html
1994年年始より、YRX−10の開発を始めた。
最初はFRPの手切りから開始、テストを繰り返し、どんどんと煮詰めていった。
世界選手権のコースはかなり高速コースとの情報があり、高速コーナーを中心に
セットを煮詰めて行った。近辺に適当なコースがない為に、浜松までテストに
通った。
プロトタイプはおよそ10種位製作した。 本戦用はカーボンでこちらも手切りで
製作した。 またスペアーパーツは多く用意出来ない為に、カーボンは穴とケガキ
だけをして持ち込み、後は現地で切る事としたが、やはり予選でシャーシを壊し
ホテルで切る事となった。シャ−シは一枚切るのに約5時間掛かった。
ボディも5種類位用意をしていたが、現地で軽量ボディが入手出来、急遽
マネジャーが塗装をしてくれた。
今回は、ドキュメントでビデオ製作するために、プロのビデオチームが同行し
密着取材をした。 優勝を宣言していた為に、もし撒けたら? その時は次回
乞うご期待! と言う事にして...(笑)
今回はヨコモからは正美のみの参加で一台のみ製作すれば良いので、ある意味
楽で一点集中出来た。
今回のマシンの特徴は、やはり他社と違うシステムをとること。フロントはカーボン
のアーム、そしてリアはUバーとしバッテリーは振り分けでは無く、センターに
直列に配置、これでシケインや切り替えしは速くなった。
このレースの2週間前に行われた1/12まではノバックのESCを使用して
いたが、何故か急に会社よりTEKINに変えろと言う指令があり、TEKINの
社長自らサポートに来て頂いた。
当初は軽量に悩んだが、アルミパーツをマグネシウムに交換する事でかなり軽量
が進み、最終的にはウエイトを積むまでになった。
モーターは、REEDYだが、アソシチームも参加している為にライバルである
我々にベストを尽くしてくれる、リーディ氏及び社長に感謝しかない。
超軽量マグネシウム リアハブ。 トップスピードに影響したと思われる。
ダンパーはアソシ12L用を流用。
TEKINも急遽SPL.ESCをサポートして頂いた。
プレワールドで突然サポート頂いた、エレジータイヤ。素晴らしいグリップ。
ベアリングは有名ベアリングメーカーより特別に超高精度のベアリングをサポート
して頂きました。 現地で空回しで何分回るか?を競った所3分間回り皆を
驚かせました。
今回、試しにどの位回るのか? 試してみました。
今でも3分以上余裕で回ります。 ビックリです!!
お問い合わせ info@hirosaka.jp
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